法定相続人とは、
亡くなった方の遺産を受け取る権利のある人を、
法律で定めた人のことです。

そして、亡くなった方と全く関係のない第三者が、
法定相続人になることはありません。

また、法律的には、亡くなった方のことを被相続人と呼び、
被相続人の遺産を受け取る権利のある人のことを、
法定相続人と呼んでいるのです。

ここで大事な点は、遺産の全部や、その一部を、
実際に相続するかどうかは別として、
法定相続人は、遺産を受け取る権利のある人という点です。

そのため、遺産の全部や、その一部を実際に受け取る人のことを、相続人と呼び、
遺産を受け取る権利のある人のことを、
法定相続人と呼んで区別することができます。

スポンサーリンク



しかし、一般的に相続人と言えば、
実際に遺産を受け取る人のことを指したり、
遺産を受け取る権利のある法定相続人のことを指したりします。

そのため、遺産相続を実際に進める上では、
一般的に言う相続人と、法定相続人については、
区別して理解しておく必要があります。

なぜなら、たとえば、亡くなった方の遺言書がない場合には、
法定相続人全員で遺産分割協議を行い、
どの遺産を、誰が、どれくらいの割合で相続するのかを決めなければなりません

逆に、亡くなった方の遺言書がある場合には、
原則、遺言書のとおりに遺産を分けることになるのですが、
法定相続人全員の協議によって、
遺言書と異なる配分で相続することも可能となっています。

上記のことから、法定相続人とは、実際に遺産を受け取るか、放棄するかは別として、
亡くなった方の遺産を受け取る権利のある人であり、
遺産分割協議に参加しなければならない人と言えます。

スポンサーリンク



ちなみに、法定相続人が1人でも欠けた遺産分割協議は、
協議自体が成立していないことになります。

なぜなら、遺産分割協議がまとまれば、
実際には、遺産分割協議書や相続手続きの書類に、
法定相続人の全員が住所、氏名、実印を押印しなければならないからです。

もし、法定相続人の内、1人でも欠けて、署名や押印が無ければ、
その遺産分割協議書や相続書類は有効ではないので、
遺産の相続手続きを済ますことができなくなります。

ただし、家庭裁判所で相続放棄の手続きをした法定相続人については、
相続放棄申述受理証明書を添付という流れになります。

そういったことからも、相続を進めるためには、
亡くなった方の法定相続人が誰になるのかを、
一番最初の段階で正確に調べる必要があるのです。

もちろん、法定相続人の調査が正確でなければ、
その後の相続書類等も不備となってしまいますので、
相続についての専門的な法律知識も十分備えた上で、
最も注意して行う必要がある作業と言えます。

なお、法定相続人になれる人の範囲については、
法律で決められていますので、
亡くなった方との関係によって、法定相続人を特定することになります。

そのため、戸籍謄本等から法定相続人を調査する前に、
まずは、法定相続人の範囲をしっかりと把握しておくことが必要なのです。

スポンサーリンク


法定相続人を特定するには、戸籍類を確認しないとダメなんです!
戸籍類を最初に確認するというこの順番を間違えると、
相続手続きの段階で、すべて最初からやり直しに・・・
法定相続人についてお困りの方は今すぐこちらへ⇒ 相続人